5×5×5cm^3(立方センチメンタル)

毎日更新を目指します。でも抜けるときは一週間とか抜けることもあります((

ポケダンバーニング 第二話 誰?(ダイアリーから転載)

昨日に引き続き、転載です。





…。

バーンが目覚めたときに見た風景は、元いたマンションではなく海岸だった。

何が起きたかイマイチ理解出来ていない。

(いつものように家に帰ったら…フィアがいなくて…!そうだ、フィアはどこにいるのだろ…ん?)

目の前に横たわるポケモン

それは間違いなくリーフィアそのものだった。

バーンの顔が和らいだ。

「フィア。おいフィア起きろって~。」

体を揺さぶっていると、やがてリーフィアはムクっと起き上がった。

「お、起きたかフィア。おはよ!」

リーフィアは一瞬戸惑った表情を見せ、そして言った。

「…誰?」

「おいおいなんのつもりだよフィアwww」

「って…え、え、えぇぇぇぇ!?なんで!?え?君ポケモン!?」

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…バーンはぽかんとしている。

なぜ妻がこんなことを言っているのか理解できなかった。

それに、なんだかどことなく男っぽい、別人な気がする。

姿も大きさも声もフィアなのに。


先程から騒いでいたリーフィアは自分の手を見て黙り込んだ。

「おい…フィア?お前何か変だぞ…?」

「…ポケモン…?」

「ん?」

「…ポケモンに…なってる…」

その後沈黙が続いた。

二人とも現状が理解出来ていないようだった。

たまりかねたようにバーンが口を開いた。

「お前…名前なんていうの?」

「…なんだろう…」

「覚えてないのか?」

「うん。人間だったことは覚えてるんだけど…」

バーンは耳を疑った。

「人間?人間ってあの昔話に出てくるあれ?」

「な、なにそれ…君おかしいよ?」

「いや、だってこの世界はポケモンだけの世界で」

「この世界はポケモンと人間が共存する世界で…」

バーンは思った。

このリーフィアは別世界から来たみたいだ、と。


「そういえば君の名前は?」

「お、俺?俺はバーンだ。お前は…っと、覚えてないんだったな。」

「そうだね…フィオとでも名乗っておこうか。」

「なんかいきなりだが…わかった。フィオな。でも何か男っぽい名前じゃないか?」

「え?僕、男だよ?」

バーンが複雑な気持ちになったのは言うまでもあるまい。

妻と同じ姿で同じ声の男が、目の前にいるのだから…

「というか、ここどこでしょうねバーンさん。」

「俺も知らない場所だな…」

「あの、バーンさん。しばらく一緒に行動しませんか?ひとりじゃ不安ですし。」

二人はとりあえず、ここはどこなのか、手掛かりを探すことにした…


続く・・・








コメント返し

id:kirbyRR様
おお!
よもぎに気がつくとは、流石R様ですね!





Fin.

ゆっくりしていってね!((
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